【Q&A】水道水の塩素の濃度がいつもより低いのですが。

更新日:2023年12月28日

ここでは、水道に関して、住民の皆様からよくいただくお問い合わせにお答します。


質問:水道水の塩素の濃度がいつもより低いのですが。

回答:水道水は、水道法の規定により、病原菌などが発生しないように塩素による消毒が義務づけられており、給水栓における水の遊離残留塩素の濃度が0.1ミリグラム毎リットル以上で検出されるように定められています。このため、各浄水場では、管末で遊離残留塩素の濃度が0.1ミリグラム毎リットル以上で保持されるように適正に調整しています。
しかし、水道使用量の少ない末端の配水地域では、水が停滞しやすくなるため、残留塩素が一時的に低下する場合があります。
水道水の水温が高くなる夏場においても、消毒用の塩素として使用されている次亜塩素酸ナトリウム等の分解が促進されるため、濃度が低くなることがあります。

質問:施設の中で塩素が出ないのですが。

回答:しばらく使用していなかった水道や受水槽(貯水槽)を設置しているで水道水の使用量が少ないと、残留塩素の低下が生じることがあります。
残留塩素が低い場合は、ある程度、水を流して「捨て水」をしてください。

水道水は衛生確保のため塩素消毒をしていますが、夏は気温が高く、水が貯水槽にたまっている間に消毒用の残留塩素が特に消失しやすくなります。残留塩素がなくなると水の中で微生物が繁殖し、水質悪化の原因となることがあります。

なお、受水槽(貯水槽)を設置している場合は、受水タンクの設置者・所有者などの責任において、水質や清掃などの管理が必要になります。

受水槽の水質低下の原因とは

日頃から水の残留塩素の濃度を確認し、万が一、残留塩素が水1リットル当たり0.1ミリグラム未満となった場合は、すぐに原因を究明し対策をとる必要があります。
貯水槽水の残留塩素濃度の低下の原因の主なものは次のとおりです。

貯水槽容量が過大なとき

貯水槽容量が過大だと、一回ためた水が長時間貯水槽にたまり残留塩素が消失しやすくなります。貯水槽の望ましい容量は、1日の水道使用量の2分の1位です。1日の水道使用量と貯水槽容量を比べてみましょう。

学校や会社など、夏休みや連休で水を使用しなかったとき

同じ水が何日も貯水槽に留まっていると残留塩素が消失し水質が悪化する恐れがあります。休み明けには残留塩素濃度を確認しましょう。

貯水槽が汚染されたとき

貯水槽の上部に置いた薬品類や廃棄物が漏れて水を汚染した場合などは、残留塩素濃度が低下・消失するので、汚染の目安にもなります。この場合は、貯水槽の清掃のあと水質検査をして安全を確認しましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

建設課 水道班

〒781-3692
高知県長岡郡本山町本山636
電話:0887-76-3917
ファックス:0887-76-2943

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