【農業者の方へ】しめよう!シートベルト!農作業安全確認運動
他産業よりも高い水準で死亡事故が発生中
「農業」から死亡・重傷事故をイメージしづらい方も多いかと思います。
しかし、実際には、農作業事故により、全国で年間約300名近く(令和2年は270名)の方が亡くなっています。
また、農業従事者10万人当たりの死亡者数(令和2年は10.8人)は、建設業の約2倍、全産業平均の約9倍であり、他産業よりも大幅に高い水準となっています。
乗用型トラクターの転落・転倒事故が最多で発生しています。
令和2年の農作業死亡事故を要因別にみると、「農業機械作業に係る事故」が186人(68.9%)と最も多くなっています。
⇒農業機械作業の安全対策が重要
農業機械作業に係る事故のうち「乗用型トラクターに係る事故」が81人と最多であり、その中でも「機械の転落・転倒」による死亡者が53人で最多となっています。
⇒乗用型トラクターの転落・転倒事故対策が重要
参考資料<農林水産省HP:農作業安全対策>
しめよう!シートベルト
農業機械(農耕作業用特殊車)における交通事故の発生データから、シートベルトの装着により事故発生時の死亡率を大幅に低減できることが明らかになっています。
乗用型トラクターなどの農業機械による交通事故(平成27年~令和元年)では、シートベルトを着用していない場合、およそ5人に1人が亡くなっています。
また、シートベルトを着用した場合、着用していない場合と比べ、死亡事故の割合を8分の1に減らすことができます。
このことから、農林水産省及び関係機関では、『しめよう!シートベルト』を重点推進テーマとして、設定し、春作業が行われる3~5月、秋作業が行われる9~10月を重点期間として、農作業安全確認運動を実施しています。
令和2年に農作業安全確認運動の目標として、農業機械作業に係る死亡事故を令和4年までの3年間で平成29 年比で半減する(211人→105人)との目標を策定しています。
シートベルトを必ず装着し、乗用トラクターの転落・転倒時などの死亡事故を防ぎましょう。
農作業安全対策の情報を確認しましょう
農林水産省及び関係機関では、農作業安全に対する意識を高めるために、農作業安全対策に関する情報を発信していますので確認しましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
まちづくり推進課 産業振興班
〒781-3692
高知県長岡郡本山町本山504
電話:0887-76-3916
ファックス:0887-76-2943
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更新日:2022年09月09日